平成13年10月20日号
第506号
平成13年
平成14年
平成15年
平成16年
平成17年
平成18年
平成19年
平成20年
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
平成27年
平成28年
令和02年
令和03年
令和04年
令和05年
令和06年

 
平成13年8月20号
平成13年9月20号
平成13年10月20号
平成13年11月20号
平成13年12月20号
「すし券」来年4月から有効期限
 全すし連で決定を報告
来年4月1日から、すし券に「5年間の有効期限」が設定される。無期限に国に供託金を預けることにより、

逼迫したすし券会計を改善するため、全すし連に要望して全国一斉に実施されることになった。これにより5年を経過した券は無効となり、供託金の対象から外される。組合は10月11日、大阪鮓会館で定例理事会を開き、これを報告。あわせて11月27日の「大阪すし祭り2001」の成功へ、参加者動員などを申し合わせた。

「大阪すし祭り2001」を成功させよう
 組合員の多数参加を
「大阪すし祭り2001」が11月27日(火)、堺市中百舌鳥の南大阪地場産業振興センター(通称:じばしん)で盛大に開催される。

組合事業委員会では9月20日、大阪鮓会館で「特売市」出展商社の参加を得て、説明会ならびに意見交換会を開いた。そこで確認されたことは、組合員の多数参加に最大限度力すること。「せっかく出展しても、参加者が少ないとメリットにつながらない」とする商社の声はもっとも。各支部長から組合員の皆さんに呼びかけていただき、家族・従業員を含め一人でも多い参加を期待している。

技術コンテスト、カラオケ大会に参加を

前号詳報、技術委員会ならびに青年委員会では、会場で「関西ずし・江戸盛り技術コンクール」を開催する。来年には滋賀県で近畿ブロックのコンクール、再来年には東京で「全国コンクール大会」が開かれ、今回の大阪でのコンクールはその登竜門でもある。カラオケ大会も3年ぶりに復活する。今回はこれまでの大会入賞者の参加も大歓迎、上手でなくても歌うことが大好きというカラオケファンの参加を待っている。

がんばってます!「政富寿司」
 (枚岡支部)アイデアは即実行・「船上紙鍋」は特許を取得


勉強熱心な竹林正樹さん



人気の「船上紙鍋」
勉強熱心で努力家、アイデアマンでもある。その根底には「お客様に喜んでもらえる商売がしたい」という気持ちが一貫している。カウンターでお客といろんな話をする。その中で、ふとひらめくものがある。それを形にできないかをじっくり考え、熟成させて実行に移す。政富寿司の他店にないユニークな試みが、お客に受けている。そのいくつかをご紹介。

8年前、テーブル席に業界に先駆けて電磁調理器を導入した。その後ただの調理器では面白くないと「船上紙鍋」を開発。これは舟盛りの船の中央に竹かごの紙鍋をセットし、テーブルの電磁調理器で調理する。船の前後にはたっぷりと野菜や魚介類を乗せ、豪華な感じを演出したところお客に大受け。その後「船上紙鍋」を特許申請し、5年後やっと認可された。紙鍋のダシも同店だけの秘伝。コンブもカツオも使わないカエシは、15倍に薄めて供するとのこと。

ご主人の竹林さんは、昭和19年生まれの57歳。石切の中学を卒業し3日目から大阪・天満宮近くの老舗すし店に奉公、きつい修行に耐えて昭和48年12月、29歳の時、生まれ育った石切で「政富寿司」を開店した。「手を抜かず、きっちりした仕事」が竹林さんの信条。既製品は並の巻き芯だけ、幕の内や会席の副材料からあしらいまで、すべて店で作る。その心意気がお客に伝わり、口コミでかなり遠方からの注文もある。とにかく研究熱心で、毎年インテックス大阪で開かれる「食博」に出かけ、展示企業の商品を検討し、すし店で便利に使えるように提案もする。今は一般的となったライスロボ、電磁調理器、食品冷却器など、竹林さんが提案し改善された厨房機器は少なくない。数年前には調理技術・技能検定にも合格した。同店の調理場は店の3倍はある。大きないけすには、タイ・フグ・エビ・アワビなど。大型冷蔵庫が5台も並ぶ。人手は奥さん、娘さんを入れて9人、腕の良い若い従業員が店の自慢。

売上の減少はいずこも同じで「一時の半分ですわ」と笑う。しかし値段は崩さない。ちなみに、にぎり盛り合わせは並1000円から特上5000円、幕の内・会席は3000円から10000円。鍋はうどんすき4500円、寄せ鍋・かにちり・しゃぶしゃぶ5000円など。フグ・クエ・アンコウもできる。

親善ゴルフ大会について
10月24日、大宝塚ゴルフ場で開くコンペには、昨年より20人も多い48人が参加されます。
(山田厚生委員長)