平成14年11月20日号
第519号
平成13年
平成14年
平成15年
平成16年
平成17年
平成18年
平成19年
平成20年
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
平成27年
平成28年
令和02年
令和03年
令和04年
令和05年
令和06年

 
平成14年1月20号
平成14年2月20号
平成14年3月20号
平成14年4月20号
平成14年5月20号
平成14年6月20号
平成14年7月20号
平成14年8月20号
平成14年9月20号
平成14年10月20号
平成14年11月20号
平成14年12月20号

(H15.11.5大阪大会テーマ)
盛大に45回「埼玉大会」
 来年は「くいだおれ」の大阪へ
「来年の全国大会は大阪に決定しました」全すし連森会長。このほどさいたま市で開かれた第45回埼玉大会で、参会者の賛同を得て正式に決定した。大阪から同大会に参加した80人全員が舞台へ上がり、大横断幕を掲げ「来年はくいだおれのまち大阪へ」と呼びかけた。
「有意義な大阪大会へ」一丸となって受け入れ準備 半田理事長
全国すし組合の皆様、平成15年度の「第46回全国大会」は大阪府で開催することになりました。万国博が開かれた昭和45年から33年ぶりの大阪での大会です。

遠くは「民のかまどは賑わいにけり」といわれた仁徳天皇、そして一代で天下人となった太閤秀吉公の「なにわのまち」は、奈良や京都とともに古い歴史と伝統のあるまちでもあります。

また「くいだおれのまち」でもあり、魅力ある「国際集客都市」の実現を合言葉に、内外からのお客様を暖かくお迎えすべく、官民あげて頑張っているところであります。

大阪大会は来年11月5日、サミットを誘致するため建てられた大阪国際会議場で開催を予定しています。私たち組合員一同は、参加された皆様方にご満足いただけるよう、またすし業界にとって有意義な大会にするため、一丸となってお迎えいたします。どうか、たくさんの方々のご参加を心からお待ちしています。
表彰者の紹介
 埼玉大会にて
全すし連埼玉大会にて表彰された大阪組合の関係者は次の皆さん。(敬称略)
 
【厚生労働省健康局長表彰】 橋本英男
【全国生活衛生同業組合中央会理事長感謝状】 上道勇進、新谷正治
【全国すし商生活衛生同業組合連合会会長表彰】
斎藤久男、長戸信雄、堤弘光、高野茂喜、嵯峨博
【婦人経営者特別功労表彰】
内藤なをみ、畑中一子、藤岡延子
【内助の功表彰】
中池幸代、中池和子、中川秀子、小川仁美、山本タズ子、中野真由美、森本和子、大野政子、木村千代子、山戸明子、東野小夜、西岡信子、皿井洋子、藤井貴美江、渡辺永弥子、栗飯原南恵、増田美津子、橋本節子、岩本照子、足立一子、奥田敬子、三谷絹代、和田久仁子、岩田照美、鉢呂たみ、篠原八重子、那須人美、山口美智子、福田れいこ、崎山幸子、岩田恵津子、市川久美子、豊岡春子、岡敏子、林あき、川本満寿美、平野文子、堅山トシ枝、杉浦たね子、牛島テルコ、伊藤文子、宮島朝香、小林美恵子、石田和子、樋口イチエ
大阪ずしの伝統 伝え、広げよう(福寿司)
 (後編)健在「大阪のおかん」
昭和29年4月23日「本福寿司」が心斎橋筋の大丸正面玄関前で、多くの方々の協力を得て、ほぼ10年ぶりにオープンした。母タネさんと敬子さん母子の汗と涙の結晶だった。

10年のブランクは大きかったが、ようやく軌道に乗りだしたのを見届けるようにして、18年後の昭和47年5月、母タネさんが亡くなった。享年88歳だった。

大阪ずしを扱うお店が少なくなっているが「大阪ずしの伝統を守りたい。それは私の店だけのためでなく、数百年続いた日本の食文化の一つであり、大阪を代表するおすしだからです」。また同店は平成17年4月戦後本福寿司を再スタートさせてから50周年を迎える。初代が「福本鮨」を創業してからは175年になる。「それまでは何とか頑張りたい」とも今井さんは言う。

作詞家もず唱平氏が親愛と尊敬の気持ちを込めて「大阪のおかん」と呼んだ。頑張り屋でお節介焼き、そのため失敗もするが気を取り直して立ち上がってきた。とても81歳とは思えない若さ、大阪を代表する老舗すし屋の5代目女将、今井敬子さんである。

(おわり)
お国自慢・郷土のお寿し「釣瓶鮓 弥助」吉野下市
 (後編)天然の鮎ひと筋に
釣瓶鮓「弥助」が400年からの歴史を刻む下市は、古くから材木の町として栄えた。驚くことに宝暦3年(1753年)には7代目の次男弥三右衛門氏が、江戸に支店を出したという記録も残されている。

ところが昭和12年下市に大火災が発生。「弥助」は全焼してしまったが、かろうじて消失を免れたのは、初代弥左衛門氏が裏山の急斜面に贅をこらして築いた「築山」であった。四季折々の風情が実に素晴らしい。

同店が創業以来の釣瓶鮓を止めたのは、昭和63年。桶を作る職人の減少と、時代のスピード化の流れに合わなくなったからである。口には出さないが49代目当主として断腸の思いであったろう。現在は「鮎の姿ずし」と「焼き鮎ずし」を商う。どちらも吉野川でとれる自然鮎だけを使用する。ダムなの殿影響もあって天然鮎は減少しているが、稚魚の放流などにも力を注いでいる。

ゆうに400年以上吉野の自然根をおろし鮎一筋。何てらうことなく時代の盛衰に身をゆだねてきた釣瓶鮓。これからも日本のすし屋の原点として、いつまでも頑張っていただきたい。

(おわり)
昨年を上回る人出「すし祭り」
 特売市などで終日賑わう
組合の年間最大イベント「2002大阪すし祭り」が11/12、堺市じばしん南大阪で盛大に多彩に開催され、組合員はじめ一般市民も多数参加、終日賑わった。

メーンの「特売市」には、商友会会員を中心に約40社が出展し、新商品PRや当日限りの特売品を販売。消費者向けの商品も多数用意された。

会場にはすし屋台がずらり設けられ、若手職人がにぎり、巻きなど調理。会場入り口で販売されたすし券で、女性部メンバーがすしや鰻丼を販売。
近畿ブロックすし技術コンクール結果
 関西ずし、にぎりずしとも大阪勢がそれぞれ優勝
近畿ブロックの「第8回すし技術コンクール大会」が10/23、近江八幡市の滋賀県立男女共同参画センターで開かれ、関西ずしの部、にぎりずしの部とも大阪の選手が優勝を飾った。

同コンクールは滋賀県組合(川西理事長)が開催を担当し、兵庫、京都、大阪の4組合が参加。全すし連、滋賀県生活衛生営業指導センター、同すし商組合寿湖会と旭屋出版が協賛した。

近畿ブロックすし技術コンクール入賞者は以下の通り。
 
【関西ずしの部】
優 勝  高野 健司(寝屋川支部・さかえ屋本店)
準優勝  山下 武司(京都府)
3 位  萩原 拓海(滋賀県)
【にぎりずしの部】
優 勝  安藤  誠(茨木支部・三府ずし)
準優勝  岩井 俊之(京都府)
3 位  池澤 興一(茨木支部・三府ずし)