平成18年1月20日号
第557号
 
 
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実践的な細工ずしを1冊に 滋賀県・青山氏の本

仕事に役立つ実践的な細工ずしを1冊に収録。一つ一つ作り方の手順も図入りで丁寧に解説。勉強熱心な若い従業員さんにお薦めです。

組合価格 1,500円(税込)
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新年のご挨拶
 半田理事長・太田府知事・森全すし連会長・谷口商友会会長
商売に情熱燃やそう
大阪府鮓商生活衛生同業組合理事長 半田 和正
皆様ご健勝にて新年をお迎えになられ、心からお喜び申し上げます。
今年は戌年にあたり、太陽の熱とエネルギーをもって飛躍に備えるべき年と言われています。
昨年は、景気は踊り場を脱却し株価が回復、紀宮さまがご結婚されるなど、明るいニュースもありましたが、私たちの商売は、いぜん不況が続きました。
今、私は平成15年11月5日の全国すし連大阪大会を思い出しています。組合員の皆様方とご一緒に『浪速ともあれ 伝統のすし』をテーマに、全国に恥じない大会に成功させることができ、全国から良い大会であったとお誉めの言葉をいただきました。やはり情熱を燃やして一生懸命に取り組んでこその成功でありました。
今年は良くなる最初の年と確信し、情熱を燃やして商売に一生懸命に取り組み、希望をもって頑張っていただきたいと思います。皆様とご一緒に頑張りましょう。

大阪から“元気”発信
大阪府知事 太田 房江
「逢う人、みな美しき」。これは与謝野晶子の歌の一節で、年初にあたり、この言葉に込められた“一期一会”の大切さを思い起こしたいと思っています。人と人との出逢いや、交流を通じて、都市と都市、国と国との良好な関係が築かれ、それぞれの都市や国の発展にもつながると信じています。
大阪は、交流・協働・貢献を通じてアジアの様々な期待に応えるポテンシャルを有しています。大阪とアジアの各都市がともに発展し、アジア全体の“元気”に大きく貢献できる関係を築いていきたいと考えています。
今年4月には「自由・自治都市」としての伝統を持つ堺市が、政令指定都市となります。地方分権推進のモデルケースとなり、大阪活性化の原動力となることを期待します。8月には全国高等学校総合体育大会が大阪府を中心に開催されます。爽やかなドラマにのせて“大阪の元気”“関西の魅力”も同時に全国に向けてアピールしたいと思います。これを機に、今年は大阪の持てる底力を存分に発揮し、力強く飛躍したいものです。
最後になりましたが、今年が皆様1人ひとりにとって実り多いすばらしい年になりますよう心からお祈りいたします。

恵方巻を全国展開
全国すし商生活衛生同業組合連合会会長 森 茂雄
すし業を含めた飲食業界は、社会構造の変化、高齢化社会の到来、若者文化の多様化により、消費生活や食文化の変化にも簡単にはついていけないほど進歩しました。
私たちはこれらを認識しながら「すしルネッサンス精神」を、この新年に改めて思いを新たにし、まず店主が率先して「やる気」を起こし、家族・従業員の全面的な協力を得ながら、他店に負けない営業努力をして頑張ろうではありませんか。
全国すし連としては、当面の節分恵方巻まるかぶり事業を全国展開しますが、本家すし業の逸品恵方巻を消費者の皆様に提供する絶好の機会であろうと存じます。
一緒に手を取り合い、時代の激流に流されることなく、繁栄の道を目指されんことを祈り、新年のご挨拶といたします。

より高い満足感を
大阪鮓商組合商友会会長 谷口 憲二
経済の基礎体力は高まっており、引き続き景気回復は持続するものと考えられます。
そういった明るい兆しが見え始めた2006年ですが、消費者はより厳しい目で飲食店を吟味されるものと思われます。近年の消費者は、食を単なる物質として消費するだけでなく、食材やその背景にあるストーリー、また、お店のお客様への姿勢を店舗選択の大きな基準の一つにしているようです。
今後は単なる「美味しい」を超えた、心に届くメッセージが、さらに重要になってくるのではないでしょうか。食材の「安心・安全」はもちろんのこと、“接客”や“創意工夫”で、お客様により高い満足感を得ていただけることが大切でしょう。
本年も「食」とともに、より多くの「感動」をお客様にご提供いただきたく、また微力ながら商友会もご協力できれば幸いと存じます。
恵方巻丸かぶりで幸運を
 「節分丸かぶり」発祥の地、大阪のプライドをかけて
 




今年から全国すし連で「節分丸かぶり」を統一事業として取り組みを始め、ポスターなどを作成し傘下組合に配布した。また消費者向けには「幸運丸かぶりの節分行事について」を成案した。

かつて節分行事といえば「豆まき」だったが、代わって主役に躍り出たのが「丸かぶり」。コンビニやスーパーの販売戦略、相次ぐマスコミの報道もあり、消費者の関心は全国に広がりつつある。

特にコンビニでは正月明けには店頭にのぼりを掲げて予約受付けをはじめ、早々にテレビCMを始めたところも。七福神にあやかってか7つの具材を巻き込んだり、セットにしたりと、売上げアップに懸命で、回転ずしチェーン、宅配ずし、デパートもPRにやっき。

すし店にとっては本物の巻ずしをアピールする絶好のチャンス。懸命に手作りしたおいしい巻ずしを、「丸かぶり」発祥の地、大阪のプライドにかけて、大いに宣伝し、売りまくろうではありませんか。
がんばってます
 南支部 三代目 道頓堀一休
 
真新しい店構えでガラス越しに店内の様子が見える、道頓堀角座の真ん前「三代目道頓堀一休」。昨年9月に店頭部分を一新した。

昭和23年、岡田庄次郎さんが創業した。近江商人の血筋だけに、質実剛健、よく働き道頓堀で名代の店に育て上げた。二代目の正成さんのあとを受け、頑張っているのが三代目の博志さん(36)。卒業後、割烹店で5年ほど修行していたが、父親を助けるため店に帰って12年になる。恭子夫人も貴重な戦力だ。

「大阪で串かつの店は、おそらくうちが最初」と社長の岡田佳子さん(先代夫人、組合女性部副部長)。博志さんも「串かつをメインにした手作り居酒屋」と言い、串の種類の多さはもちろん、一品料理からすし、鍋物まで、メニューは100を超え、どれもリーズナブル。また、「より美味しい料理を納得していただける価格で提供するのが創業当時からのモットーです」と、そのために仕込みなどの手間は惜しまない。

店頭に詳しいメニューを掲出するようになってから、比較的若い一見客が来店するようになった。また客席と調理場をデジタルのハンディシステムで結び、オーダーから会計まで管理する。

佳子さんは「これからはもっと大変です。しかし個性ある料理、心のこもった接客に努力すれば、大手居酒屋チェーンに決して負けることはありません」と断言した。
激辛一言
 すし屋を愛するお客から3
「信念」を持たずに商売をやったらあかん。

店が暇だといらんことを考える。なんでそんな事までするねんと言う事までするし、しまいには本業と離れた方向に行っている。楽しくて儲かると思い、安易に商売替えする。

こんな店は何をしても同じ。何年やっていても素人と同じ、プロになれない。足を引っ張る者はいても協力者はいない。ますますお先真っ暗。

目も心も大きく開いて見なあかん。断固たる「信念」を持たなあかん。