平成22年7月20日号
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実践的な細工ずしを1冊に 滋賀県・青山氏の本

仕事に役立つ実践的な細工ずしを1冊に収録。一つ一つ作り方の手順も図入りで丁寧に解説。勉強熱心な若い従業員さんにお薦めです。

組合価格 1,500円(税込)
通常定価2,100円を、組合へ申し込むと1,500円でOK
7月理事会
「お米の話」で活発な意見
7月8日定例理事会が開かれた。議題は第53回全国すし連「徳島大会」、第5回「納涼ビアパーティー」、すし券についてなど。開会挨拶のあと井上理事長は「今回から、議事終了後、テーマを決めて経営についていろいろ話しあう場を設けたい。今月は『お米の話』です」と。
組合から4人に知事表彰
大阪府飲食旅館生衛連 永年勤続従業員を讃える
大阪府飲食旅館生衛組合連合会(小林芳春会長)が7月5日、永年勤続優良従業員表彰式と第48回総会を開催した。
表彰式の開会にあたり小林会長は「表彰される皆さんはお店と業界の宝であり誇り。
継続は力、これからも一歩ずつ前進し、人間としても成長を」と挨拶。
今回、表彰は10年以上勤続の17人に橋下大阪府知事表彰、同6年以上の19人に小林連合会会長表彰が行われた。36人の受賞者代表は「この栄誉を損なうことなくこれからも精進します」と謝辞を述べた。
なお、鮓組合からは岩本雅さん(堺東支部・割烹司)、立山博文さん(河内長野支部・もらん亭)、神田亮一さん(旭支部・福すし大宮総本店)、猪熊達也さん(同)の4人で、猪熊さんが代表して知事からの表彰状を受け取った。
「お店の再構築ルール」
実践戦略コンサルタント・高井明氏の講演 顧客の発想で売れる仕組みを
「企業の経営は99%経営者で決まる」とは、私が長年務めた船井総研会長が常々言っていた言葉。今、置かれている店の現状を避けないで見て欲しい。
商店街でもよく売れている店とぜんぜん客のいない店がある。それは客に店に来てくれと言っているか、言っていないかの違い。はやっている店にはそれなりの技術とテクニックがある。
経営は(1)マインド(2)マーケティング(3)マネジメントで構成される。マインドは経営ポリシー、使命、理念、方針など。マーケティングは売上、集客、商品力、営業力など。マネジメントは組織、人材、モチベーションなど。
成功する経営者は皆さんとても素直で、人の話をよく聞かれる。そしてネガティブに考えず常に前向き、とにかく動かなかったら何も変わらない。
これからのテーマは健康、環境、アグリがキーワード。飲食店、サービス業はどこへ向かおうとしているのか照準を合わせたマーケティングへの切り替えが必要。それは顧客からの発想、視線で分析すること。
また、ITをマーケティングのツール(道具)として使いこなす。
皆さんが持てる独自固有のサービス、長所を進展させ、この時代を乗り切ってもらいたい。
昨年69件、1,028人罹患
大阪府が一層の注意呼びかけ 食中毒予防の徹底を
大阪府ならびに大阪市、堺市、高槻市、東大阪市の衛生当局が6月2日、「食中毒防止の徹底について」と題し、組合員に一層の注意を要請した。
府域での平成21年の食中毒発生は69件、患者数は1,028人で、前年の96件、2,071人に比べ、件数、患者数ともに減少したが、依然としてカンピロバクター、ノロウィルス、サルモネラ属菌などによる食中毒が多発している。
また、昨年は食肉を加工処理した決着肉等を加熱不十分なまま喫食したことが原因とされる腸管出血性大腸菌(O157)食中毒事件が広域に発生し、社会的にも大きな問題となった。
飲食店や仕出し、給食業者には再度、「食中毒予防の3原則」に基づく自主衛生管理と業種別留意点の徹底により、予防に万全をと呼びかけている。
なお、行政からは随時、食品にかかる健康被害に関する注意情報など、食の安全安心メールマガジンにより情報を発信している。
がんばってます 箕面支部 三福寿司
自信ある食材で手抜きせず 平岡さん、解散した支部を復活
平岡さんが箕面市で「三福寿司」を開店したのは昭和57年5月、31歳の時。15歳で徳島県池田町から単身大阪へ出てきて16年目にして念願の自分の城を持った。
三福寿司のある場所は古くからの<村>と、阪急箕面線沿いに戦後開発された高級住宅街、桜ヶ丘の閑静な住宅街にある。
それだけに口の肥えたお客が多く、ネタは少々高くても良い物、旬の物を揃える。店では上にぎりは2,500円から、トロは2,000〜2,500円、ウナギ、アワビ、今ならシマアジ、ケンサキ、イケサバなど旬の味を揃える。もちろんお造り、焼き物、天ぷらなど一品料理も。
左党には福井若狭の小さな造り酒屋の酒「早瀬浦」が燗でも冷でも旨いと人気。焼酎はお客を介して熊本の蔵元と親しくなり、「森伊蔵」や「伊佐美」などを入手する。
お店は平成8年に3階建てに改築した。1階はカウンター10席とテーブル8席、2階は座敷3部屋で間仕切りを取り払えば20人まで収容できる。畳に座るのを嫌がるお客が増えたため、2年前に座敷テーブルに変えた。
ジャズが静かにながれる清潔な店内、ネタケースには自慢の魚介類がぎっしり。
商友会 / 新商品情報
庄内米「のびのび」が人気 サンキュー米穀から
商友会会員商社、サンキュー米穀(株)(本社・大阪市生野区)がすし店向けに販売する山形県の庄内米「のびのび」が人気。正式名称は「コシヒカリつくばSD1号」といい、「戻し交配法」という技術でコシヒカリを超える品種をと開発された。
「のびのび」は一粒一粒が大きく、適度な粘りがあり、しっかりとした食感と強い甘みが特長。
すしや万歳
選挙のたんびに急に始める国家談義、ずーと最初からやっとけば。ネパールの横のブータン王国、人口2,191万人、小さな国だから国家元首が国民と対話をする。国民総幸福感の追及、すべての国民の幸せを追求することを国家使命とする。
多民族国家でヒンズー教と仏教がありながらまとめ上げ、自分の欲を祈らず、生きとし生けるものに祈れと。自然の中に生き、貧しきことは不幸ではない。大国、中国とインドに挟まれて勝ち目がないから軍備を必要なし。ダムも原発も必要とせず、世界有数の幸せ実感国。
この国を見習えと言う賢者の声が多い。一つ何かが狂うと国の経済から牛から豚から玉子の表示、人心までややこしい、食べ物が満ち足りると世の中が乱れると言った人の大予想がこの頃的中。貧乏でもいい、借金早よ返そ、800兆円。
近くに70歳過ぎのおばあさんが一人で中華料理店をやっている。今風の粋な店造りだ。以前は職人を使っていたらしいが、もう8年位、一人でやっている。カウンター15人位、昼から4時まで10種類ほどの定食がメニュー(750~850円)。
長くこの仕事に携わっていただけあって、段取りが素晴らしい。ステンレスの輝きも清潔感があふれているし、揚げたり炒めたりフライパンの音だけ聞いていると70代の女性が一人で廻しているとは思えない。味も本格的で、にわかづくりではない。「あんた、もっとしっかり働きなはれ」と言われている。
この人の仕事を見ていると、すし屋なんぞ屁でもない、掛け持ちでやったろかの勢いだ。「もうやめよ、しんどいわ」と思っている方、一度行ってみて下さい。
豊中の豊南市場に行ってきた。道に迷ってウロウロしていると、何か急に活気のある町に出た。景色が全然違うので近いなと思ったら、すぐ前にいた。
元気のある商店街はオーラが町全体を輝かしている。まず商いする者は元気が大事、声が大事、動きが違ってくる。一つの市場に八百屋7軒、魚屋7軒、コンブ屋4軒、ほか豆腐屋、肉・かしわ屋、お菓子屋、市場の中で客を引きつける競争だ。理屈じゃなくて、まず隣に勝たねばならぬ。競争の理論て客寄せの原点なんや。