【Webすしおおさか】令和6年7月号

5年ぶり、親睦深めあう

第23回全国すし研究会滋賀理事会

第23回全国すし研究会滋賀理事会が6月11日、滋賀県長浜市の北ビワコホテルグラツィエで開催し、9都道府県の研究会会員が参加しました。

令和2年6月に開催予定でしたが、コロナで中止・延期となり、各県3名ずつと小規模ではありましたが、5年ぶりに開催することができました。

会議では、コロナ禍からの近況を報告し、また会員減少については、青年部でも大きな課題ではありますが、マイナスな報告・デメリットばかりの話ではなく、ポジティブに取り組みを続け、次世代に残すためにも、大きな転換期であることなどを話し合いました。

また、インバウンドの波が大きい京都・大阪に、現状や対策など、他県から質問がありました。他、11月1日の「すしの日」に、全国すし研究会全体で何かできることはないか、意見交換を行いました。

理事会終了後は、同ホテルで懇親会を行いました。湖北は夕日がとても美しく、湖面に映る夕日を眺めながら再会を喜び、長浜の地酒も味わいながら親睦を深めました。

余談ですが「お久しぶりです。全然変わらないよね~」なんて挨拶していましたが、絶対変わっているんですよ、5年も経っているんですから。でも、離れていても、今はSNSでそれぞれの様子を拝見することができるので、止まっていた時間を感じることは少なかったです。(Y)

株式会社セハージャパン一押し商品

「一心太助」使ってみました

㈱セハージャパンの一押し製品、鮮度保持シート「一心太助」。吹田支部の寿司割烹なるを店主で、当組合理事長の成尾友紹氏に、およそ1ヶ月間使用していただき、使用方法などお話しを伺ってきました。

-使用方法は?
バットにキッチンペーパーを敷き、その上に一心太助を3枚使い、魚介類をくるんで使用しています。貝類は特にホタテは水分が出るので、キッチンペーパーだと水分を吸いすぎますが、一心太助はちょうど良い水分を保ってくれます。

-使用感はいかかですか?
サイズがバットの大きさにフィットするので、使い勝手は大変良いです。ドリップはアジやマグロが出やすいでしょうが、出ても吸収してくれます。一心太助だけだとバットに置いた魚が滑ることがあるので、下にキッチンペーパーを敷くと、魚が動かないのでいいですよ。鮮度の劣化は、仕入れてもすぐに出てしまうので…。

-意外な使い方があれば教えて下さい
焼いたローストビーフもくるんでいます。鮮度は、こちらも定期的に出てしまうので…。

-鮮度保持のために使っているものや工夫していることは?
保存用の冷蔵庫があります。こだわりかどうかですが、3℃に設定しています。低すぎても凍るので。開け閉めもあまりしないことでしょうか。

リードペーパー、一心太助以外に使っているのは、薄板(経木)です。一心太助を使う前は、薄板を使っていました。今でもカットしたネタから出たドリップが他の食材に移らないように、薄板の上に、一時置いてすぐ握ります。あとは、穴子を炊く時に鍋ぶた代わりに使っています。

野菜には使っていないそうですが、今後はやってみたいとのことでした。実はこの取材を受けていただいたとき、成尾理事長は鮮度がどれくらい保つのか、マグロのサクをくるみ、10日間冷蔵庫に入れて実験したそうです。結果は、見た目の色や形が全然変わらず、臭いと感触で傷んでいることがわかったとのことでした。成尾理事長より「従来ある保存シートの中でもNO.1!」と太鼓判をいただくことができました。

お問い合せ・サンプルご希望の方は㈱セハージャパン大阪営業所までご連絡下さい。
【㈱セハージャパン大阪営業所】大阪市淀川区西中島3-7-13、℡06-6303-6017、担当・小圷(こあくつ)

金縛り

大阪府鮓商生活衛生同業組合
理事長 成尾 友紹

皆さん、金縛りにあった事はあるでしょうか?私は子供の頃から、何回も金縛りにあっています。初めて金縛りになった時は、それはもう怖くてびっくりするんですけど、体は動かないし声も出ないし、どうする事も出来ません。もう怖くて怖くて、今日は金縛りに遭わないかビクビクしながら寝ていました。それでもなる時はなります。

しかし、何回も金縛りあっていますと慣れてきます。最近では、こんな事がありました。

寝ていますと、それが妙に息苦しい金縛りでした。もしかしたら、本当に霊の仕業かと思い、必死にもがいていると、右腕がなんとか動きました。目は開きません。苦しさに腹が立ってきて、上に乗って首を絞めている霊がいるなら、掴んでやろうと右腕を動かすと、霊の腕らしき物を掴みました。掴んだと思うとスルッと抜け、私の耳元で女性の声がしました。『もう一回捕まえてみて』と。すると金縛りがパッとなくなり、それと同時に、部屋のドアが開いて出ていきました。姿が見えないので、追いかけてやろうと思い、私も部屋を出たら、今度は玄関を開けて出ていきました。外まで出て、追いかけて行くのはもういいわと思い、布団に潜りこみ、また寝ました。

朝、起きると、今日の金縛りはなかなかのやつやったなと思い返していると、ふと思いました。これは霊が上に乗って、金縛りにあっている夢を見ていたんだと。本当の金縛りは、右腕だけ動くという事はないです。全身身動き取れません。本当なら、ドアも玄関も勝手に開くはずもありません。間違いなく夢です。

今や、完全に金縛りを克服しています。むしろ、たまには金縛りのあの感覚来てくれと、楽しみにしている感もあります。

もし、まだ金縛りを怖がって、逃げている心があったなら、霊の仕業とか、お祓いとか、精神安定剤とか、そういう方面にすがっていたでしょう。

結局、何が言いたいかというと、克服し、一段飛び越す事によって、怖さが楽しさに変わり、心の持ち様が変化するという事です。

皆さん、何事にもあんまりビビらず、前進していきましょう!心が変われば気楽になれます。

すしや万歳

うに小箱一枚2,300円。サーモン一匹13,000円、まぐろ赤身2,800円。

とても利益をのせて、客に売れる値段ではない。でも仕方がない。世界全体が値上げなのだ。
最終、皆んなが上がったら、又一緒なのにな。

商工会議所が関西の飲食店に、オリジナル万博メニューを作る要請をした。ユニークなメニューを考案して、一緒に盛り上げようと、大阪の食文化の実力を、日本中に世界中に見せようと奮起を促す。確かに大阪の万博だ。

我々がやる気を出さねば誰がやる。組合で力を出し合って、協力し合って、大阪万博で大阪中のすし屋がこんな事やった、こんな事出来るんだという成果を出そう。

和歌山箕島、昔の太刀魚の打瀬に大きなレストランが出来上がっていた。来店客に聞くと、白浜帰りにうわさを聞いて立ち寄ったと。有難い話だ。私が思うに、若者を引き止める役目も。しらす丼セット1,880円、季節の海鮮丼セット1,780円、名物のほねく天丼など。

大阪から白浜直行の高速道で、途中の漁場は皆、閑古鳥状態。救いようがなかった。大規模な漁場直売の魚屋と、レストランの誕生だ。

腰の曲がった近所のおばさんが、畑から引いてきた野菜を持って来ていた。これもすばらしく良い景色だ。

皆んなで進化する、考えて考えて、若い子も年寄りも一緒に考えて、少しずつでも一歩ずつでも、良い方角に行っている。皆んなで生きている。

様々な漁業方法
・刺し網漁(一番歴史が古い)
魚の通り道に帯状の網を仕掛ける。その網に魚を絡めてとる漁法。刺さったようになることから「刺網」と呼ばれる。タイ、ヒラメ、カレイ、イセエビなど。
・延縄漁(はえなわりょう)
一本の幹縄に針のついた枝縄を、一定間隔で取り付けた漁具。枝縄は数百メートルから数百キロにも。マグロ、サケ、マス、タラ、ヒラメなど。
・イカ釣り漁
魚群探知機でイカの群れを探し、自動イカ釣り機で、一晩中釣り続ける。
他、定置網漁、巻き網漁、流し網漁、底引き網漁、中層トロール網漁、棒受け網漁、一本釣りなど。

現在、50年前の4倍の漁獲量をあげる。