新鮮・採れたて情報 2013.2

「季」のすし

ひなまつりにちらしずしを

3月3日は「ひなまつり」。コンビニなどではバレンタインデーに続く商材に「ひなまつりケーキ」と共に「ひなちらし」などPR、宅配すし専門店では子供の喜びそうなオマケをつけたデコレーションすしを。大手回転ずしチェーンでは「ひなちらし」「「海老イクラちらし」「うなぎちらし」を各550円で予約受付中。手渡し日は2月末から3日まで。

吹田支部「なるを」では今年初めて「花ちらし」のネーミングでひなまつり向けちらしずしを販売する。上に乗せる魚介はエビ、サヨリ、イクラ、野菜はシイタケ、レンコン、グリーンピース。錦糸玉子、切った厚焼き玉子、梅型生麩などトッピングし華やかに。中具はシイタケともみ海苔。値段は700円。

阿倍野支部「はりまや」では、バレンタインデーに次いで彩いっぱいのデコレーションずしを提案する。 3日は日曜日、すし屋ならではの手間ひまかけた美味しい「ひなまつり」向けおすしを!

ちょっとブレイク

すしなにわのグルメライターオヤジのけいちゃんが、
大阪の食事情や地域、お店のお話など紹介します。
NEWSすしおおさか すし屋万歳コーナーよりと食の巷間談義・・・

  • ごっこという名の真っ黒なオタマジャクシに似た魚が今、産卵時期。1匹500~600円、青森、秋田周辺の荒れ狂う海で、吸盤で石にしがみついて深海から這い上がって来て磯で産卵する。何とも苦労しに生まれてきたとしか思えない。
    風船のようにポンポンにふくれた腹の中は、見事なピンク色の卵がびっしり。数万はあるだろう。漁師は浅瀬でころがっているのを拾ってくるだけ。
    料理法はみそ鍋。身はない、皮ばかり、硬い骨もない、みんな食べられる。その卵が野菜に絡み合って美味なのだ。
  • 天満にある立呑み居酒屋。60坪位の店舗の中、客も従業員も全員、禁煙である。徹底している。誰も文句言わぬ。いつもダークダックス状態で満席だ。周りになんぼでもタバコを吸えるところがあるのに、この店に寄る。
    もともと酒屋さんで、横で立呑みをやっていたのだが、広くなり、今は立呑みだけの営業。一品はどこにでもあるような物ばかりだが、煙がないから女も男も気軽に寄る。まず清潔、安心、安全。すし屋も思い切ったら全面禁煙やれるかも。
  • まだまだ行く先は遠い、遠い先だと思っていたのに、やらねばならぬことが何も出来ていないのに、ふと鏡に映っている自分を見ると、1日10錠程の薬を飲んでいた親父と同じ顔だ。
    もうここが到着点とは思いたくないが、もう体が気持ちほどいうことを効かない。「うまくいけば生活保護をもらって」と言う若者たちを引き連れ、一向に進まないすし業も、もう自分だけが「うちのすしはいつ食べても旨いなぁ」と思えるだけでもう良いのか。
    商売の上手な人がもっともっと儲けたらいい。苦しかったからやってこれた人生。お客様みんなに助けてもらった商売、何にもお返し出来なかったけど、とびきり旨いすしは食べてもらった。区切り点を設けたら、生きてる間に、思い残すことがないよう、せねばならぬことが見えてきたような気がする。