【Webすしおおさか】令和7年1月号
新春ご挨拶
全国すし商生活衛生同業組合連合会会長
浅野 哲哉
令和7年の新春を迎え謹んで新年のご挨拶を申し上げます
昨年は、令和5年末に与党の一部の政治家による裏金問題が噴出し、その問題を引きずったままスタート致しました。
ご存じの通り、数年前から大幅な円安が続き、これに連動して全体的な物価上昇となる中、日経平均株価は上昇を続け、4万円を超えることが普通になりましたが、バブル期の株価上昇とは違い、全体的な景気上昇が全く感じられません。
最も身近な事と致しましては、会合の際、円安で仕入れが高くなったという声が続いております。また、暑い時期が長くなり、以前は大量に獲れていた魚が獲れなくなりました。
一方で外国からのお客様は増加の一途をたどり、円安であることから、中には外国人用に高額なメニューを用意する飲食店まで出来ました。
政府は賃上げを推奨し、様々な補助制度を設けているものの、応じられるのは一部の企業に限られ、現実的には多くの業種で賃上げ出来ないのが現状であります。
少子高齢化社会を迎え、飲食店に限らず現場での仕事をする方が減り、人材確保の為、従業員に週休2日を与える飲食店が増えつつあります。
この他、公共的な施設でも利用者の事を全く考えず一方的に合理化を進め、その一例として、銀行は支店の統合を進め、JRはみどりの窓口を大幅に削減するなど、以前では考えられなかったことが起こっております。
我が国は平成に入り30年間経済成長が停滞したことで、小規模の業務用食品店であっても国内販売が頭打ちとなったことから、販路を海外に広げるようになりました。我々が販売する商品は、輸出することは殆ど不可能ですから、海外からのお客様にご来店をいただき、売上を上昇に繋げる事が大切であります。
最近の若者は現金を持ち歩かない為、キャッシュレス決済の導入が不可欠となり、店の規模に関係なく、従業員の雇用環境なども含め、経営者は常に様々な勉強が求められる時代に入りました。
このような状況下でございますが、全国すし連合会では10月23日に第67回全国すし連岩手大会を岩手県盛岡市において「心・技を継ぐ」をテーマに開催致しました。
岩手県での全国大会開催は40年ぶりで、素晴らしい全国大会を開催出来まして、大変うれしく思いました。
11月12日には、お客様へのすしの仕込みや技術に対し、理解を深めて頂く事を目的として、すし実技ガイダンスを都内ホテルで開催致しましたが、運営にあたった若手組合員同士の交流が深まり、みなさまのご協力もあり成功の裡に終了する事が出来ました。
様々な問題に直面し、従来通りの商売をする事が難しくなりましたが、良質な食材を使い、洗練された技術で美味しい商品を提供し、ホームページやスマートフォンで情報発信を行い、お客様が来店されるよう、日々頑張ろうではありませんか。
私は、組合行事に参加し、他の組合員の方々と仕入や接客サービス、販売促進等について意見交換を行い、ご商売に役立つ何かを見つけて下さる事が、最大の組合加入メリットではないかと常日頃から思っております。
末尾に、皆様のご活躍を心からご祈念申し上げ、新春のご挨拶と致します。
世界の人へ美味しいすしを届けよう
大阪府鮓商生活衛生同業組合理事長
成尾 友紹
新年おめでとうございます。
この記事を読む頃には正月も終わり、いつもの日常を送られている事と思いますが、本年もよろしくお願いいたします。
さて、今年は、大阪・関西万博が4月13日から10月13日まで開催されます。当組合では大阪鮓組合として、万博内のすし店を任されます。もちろん、万博内には様々な飲食店があり、食の面においても万博を盛り上げる形となっています。
今や世界中で食されている『すし』。万博に来られる世界の皆さんも、本場のすしを楽しみにされている方も多いでしょう。また、大阪固有のすし、箱寿司などもコースメニューの中に取り入れています。箱寿司などは、世界の皆さんは食べた事のある人は少ないと思います。
多くの人の協力で、すし店のオープンが出来そうです。実際、やってみないとわからない事もあり、まだもう少し準備しないといけない事もありますが、気合いを入れてオープン当日を迎えたいと思います。そして、世界の皆さんが美味しかったと思ってもらえるすしを、組合のみんなで提供したいと思います。
万博でのすし店に携わった皆さんそれぞれが、万博を無事終えた時、技術、知識、経験が増され大きな財産になり、値打ちも上がるでしょう。
最後に、万博でのすし店の屋号をお知らせします。
屋号は「大阪鮓組合 晴日」。
はれのひと読みます。
それでは、今年も宜しくお願いします。
年頭ご挨拶
大阪すし商組合商友会会長
アサヒビール㈱理事・近畿圏大阪支社長
垣内 康志
新年あけましておめでとうございます。大阪府鮓商生活衛生同業組合の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、1月1日の能登半島地震や全国各地での豪雨による自然災害に見舞われ、改めて想定外を減らす備えをしておくことが重要であると再認識しました。
市場を取り巻く環境変化はさらに加速し、ますます厳しくなる一方ですが、新型コロナウイルス禍前の水準を超えた訪日外国人の「インバウンド需要」や「人生100年時代」を迎え、ライフスタイルの変化が進む中にも、新市場や新需要の可能性を感じています。酒類業界においても、2023年の酒税法改正に伴うビール減税により「ビール回帰」が一段と進んでいることに加え、RTDやノンアルコールカテゴリーなどが伸長し、まだまだ成長余力が大きいと考えています。
ビール類の酒税が一本化される2026年に向けて、「スーパードライ」や「アサヒ生ビール(通称マルエフ)」など主力ブランドの価値向上に加え、お客さまが思わず「あっ!」と驚くような魅力的な新価値商品の開発に挑戦し、驚きとワクワク生む独自価値や新価値を追求していきます。
昨年、厚生労働省が「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を公表するなど、酒類を扱う企業としてアルコール関連問題の解決が求められています。当社では「スマートドリンキング(通称:スマドリ)」を提唱し、飲む人も、飲まない人も、お互いが尊重し合える社会の実現を目指し、これまで以上に「責任ある飲酒」の取り組みを強化するとともに、不適切飲酒の撲滅に向けた活動に注力していきます。
アサヒグループは「自然の恵み」を享受して事業を営んでおり、豊かな自然を後世につないでいくために、サステナビリティの取り組みを強化しています。本年4月から開催される大阪・関西万博ではSDGs達成への貢献を目指しており、アサヒグループジャパンが主体となりゴールドパートナーとして参画し、当社も機運醸成に貢献していきます。本業で取り組む「サステナビリティ経営」を実践することで「100年後も愛され続ける『未来のビール会社』」を目指します。
今年はいよいよ大阪・関西万博が開幕します。日本食の中でも抜群の人気を誇るお寿司と、これまで磨き上げた技やサービスで世界中から集まるお客様を満足させて頂きたいと思います。
皆様のご活躍を心からお祈り申し上げます。
大阪府鮓商生活衛生同業組合様の発展と深くかかわりを持つわれわれ商友会といたしましても、本年も皆様と共に力を合わせて、前向きにチャレンジをして、新たな価値を創造して、貴業界のご繁栄に微力ながら尽くして参る所存です。
新年を迎え、貴組合の益々のご発展と皆様方のご健勝をお祈り申し上げますとともに、商友会各社に対して一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げまして、年頭のご挨拶に代えさせていただきます。
「有効期限:2024年12月31日」のすし券
換金は2月28日(金)までに
「有効期限:2024年12月31日」と表示のすし券は、必ず2月28日(金)までに換金して下さい。
3月になると、いかなる理由があっても換金に応じられませんのでご注意下さい。
老舗の奥義、ずらり出展
師走の風物詩「京料理展」
京の師走の恒例行事、第118回「京料理展示大会」が12月13・14日、京都市左京区の「みやこめっせ」で開かれた。
会場には京都料理組合の豪華な京料理、京都寿司組合、寿友会による細工寿司など展示。芽生会のブースでは京のおだしの展示と飲み比べ、職人の道具なども展示されていた。
ステージでは1,100年の歴史がある生間流式包丁、木乃婦の髙橋拓児氏やいづうの佐々木勝悟氏らによる京料理教室、だし巻き作りコンテスト、五花街の舞妓による京の舞などが上演された。
大阪・関西万博“すし店”説明会
2月18日、組合会議室で開催
参加申込は組合ホームページで
組合では2月18日(火)に、大阪・関西万博に出店するすし店について説明会を開催いたします。
説明会では、すし店の概要、仕事内容、待遇などの説明を行います。
説明会に参加するすし職人の方は、組合ホームページ「大阪万博会場のすし店職人募集」のページからお申込をお願いいたします。
なお、申込にはメールアドレスを必ず入力して下さい。
▼日時 令和7年2月18日(火)14:00~
▼場所 大阪鮓会館4階会議室(大阪市西区南堀江1-12-19)
▼申込 組合ホームページ「大阪万博会場のすし店職人募集」ページ
https://www.osaka-sushi.net/expo2025
今年の節分は2月2日
32年間、4年に1度は2日が節分になります
令和7年の節分の日は2月2日になります。節分が3日でないのは、2021年(令和3年)以来4年ぶりです。
節分といえば3日という意識があったかもしれません。1985年(昭和60年)から36年間は3日が節分でしたが、これは偶然であり「2日や4日に恵方巻きを作ったなあ」と記憶している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
例年より1日早い節分の日を迎えます。もしかすると3日と勘違いされるお客様がおられるかもしれませんので、柔軟な対応をお願いいたします。
ちなみに、この先約30年(2057年)までは、「うるう年の翌年だけ2月2日」、それ以外は2月3日となるそうです。
金印「日めくり」カレンダー差し上げます
組合では、ご希望の方に金印物産㈱の日めくりカレンダーを差し上げています。
カレンダーを希望する方は、お手数ですが組合事務局まで起こし下さい。
なお、数に限りがありますので、無くなり次第終了とさせていただきます。
新年会、和やかに開催
組合では1月16日(木)、西心斎橋の網元本館で新年会を開催。
粟飯原副理事長の開宴挨拶に続き、成尾理事長は「理事長になれば店の売上が下がると言われたことがありました。下がらない努力をし売上は上がりましたが、見通しが明るいという感覚はなく、物価高騰により利益が圧迫されている感覚です。組合員皆様のお店、商友会皆様の会社が発展・繁盛することを願っています」と挨拶。
来賓の大阪府健康医療部生活衛生室食の安全推進課・塩野将巳課長、大阪市健康局健康推進部・堀哲也生活衛生課長よりそれぞれ祝辞をいただいたあと、アサヒビール㈱近畿圏大阪支社の垣内康志支社長より「今年は乙巳(きのとみ)です。皆様にヘビー級の幸福が降りてくるよう願っています。そして、組合と商友会一同が力をあわせ、意見・情報交換しながら、新しい付加価値と質の高いサービスを提供できるよう貢献していきたい」と述べ乾杯。
和やかなひとときを過ごし、江川副理事長の中締め挨拶、正副理事長による大阪締めで新年会はお開きとなった。
すしや万歳
すべての物が、毎日値上がりの様相。我々の使う「うに」が一箱7,000円~8,000円の値に。漁獲量が減少している。
自然災害、環境悪化、人的被害。獲りすぎたらあかんやろ。絶滅するやろ。旨すぎても食いすぎたらあかんやろ。いくら小銭が有っても買い占めはあかん。皆んながチョコット食べて「これ美味いな」でいい。
カニカマが有るんやから「うにカマ」有ってもいいん違うん?細かいうに形のカマボコ作って箱に並べて。
もう北海道なんかやってるかもね。考える事が遅いが。
いつも繁盛している店がある。やはりそれ相応の努力をしている。当たり前の事だが。
・経営者の目の色が違う、燃えている
・毎日、お品書きが変わる
・全員、一丸となって接客サービスを徹底している
・本日のおすすめの一品が必ずある。300~350円
難しいこともあるかも知れないが。毎日が戦い、戦場だという気持ちの自覚を。
昨今、会社の宴会の値段が値下がりしてきた。全体の予算が少なく成っているのだろう。
と言うことは、産業全体、脆弱してきてると言う事。どこまで行くのか。どうしたら集客できるのか。
我々の出せる力は!!