【Webすしおおさか】令和7年3月号

選りすぐりの食材ですし振る舞う

第22回シーフードショー大阪
石川の食材で復興支援も

第22回「シーフードショー大阪」が2月19・20日、南港のアジア太平洋トレードセンター内のATCホールで開かれた。主催は一般社団法人大日本水産会。会場には魚に関連する企業約220社が出展し、自慢の海の幸や技術が多数展示されていた。

初日朝のオープニングセレモニーでは、来賓らが鏡割りを行い、当組合からは粟飯原副理事長が登壇した。

当組合は今年もすしイベントを行い、復興支援として石川県をはじめ青森、佐賀、福岡、山口、山梨等の海産物を使用したすしの実演と試食を実施。粟飯原副理事長、岩本理事が組合を代表して参加した。

水産会社や漁協らから提供していただいた、くじら、サーモン、鯖、うに、明太子、からすみ、甘エビなどを握り、軍艦、棒寿司にして、2日間で15ステージを行った。

また初日終了後にはテレビ局の取材が入り、レポーターの方がおいしそうに鯛のにぎりをほおばる姿が放映されていた。

2日間のイベントを終えた粟飯原副理事長は「材料が届かないなどアクシデントもあったが、無事にやり切ることができホッとしています」、岩本理事は「外国の人と接することができ、楽しいイベントでした」と話していた。

来年は2月25日(水)・26日(木)ATCホールで開催予定。

大阪・関西万博 すし店説明会

「鮓 晴日」オープンに向け心構えなど

組合では2月18日、大阪・関西万博会期中にオープンするすし店「鮓・晴日(はれのひ)」について説明会を大阪鮓会館会議室で開いた。

説明会には組合員や組合ホームページを閲覧して応募したすし職人が参加。はじめに成尾理事長より、お店に入る心構えや身だしなみについて説明が行われ、言葉の通じない外国人のお客様にも、笑顔で明るい雰囲気を大切にし、大阪鮓組合として恥じない振る舞いをするよう呼びかけた。

続いて料理メニューについて、メニュー開発者の東京都鮨組合・目黒秀信技術委員長より説明が行われた。

料理は1時間15分で出し終え、最後にすし職人が点てたお抹茶を提供する。握りはイカ、マグロ、白身、エビ、貝、いくら、うに、穴子、箱ずし、棒ずし、ケラ玉など。

目黒氏は「回転寿司などたくさんお店はあるけれど、本物を出しているお店は、多分あまりない。本物の伝統文化のおすしを食べる機会はなくなってきている。『晴日』という名前は、日本人外国人関係なく、万博で日本の伝統文化の「おすし」を食べたということが、お客様にとって晴れの日である」と。

続けて「鮓組合のためでなく、例え裏方だろうと魚を仕入れていただいた業者、お店を作ってくれた方、全ての人の思いを握りに込めてお客様にお出しすれば、何か凄いことが起きるんじゃないかと思っています

握りの大きさや形などうるさく言ってしまいますが、ぜひ皆さんに頑張ってもらいたいです」と話していた。

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日本政策金融公庫について (その1)

大阪府鮓商生活衛生同業組合
理事長 成尾 友紹

ついこの前、融資して頂きました。というか厳密には、4月に融資が実行されます。私が大阪万博のすし店に行く事で、自店の売り上げが一時的に下がる事が予想されたため、早めに融資のお願いをしました。言わば運転資金と呼ばれる融資です。

もしかすると、売り上げはそんなに下がらないかもしれませんし、融資して頂くほどではないかもしれませんが、ここで皆さんにお伝えしたいのは、融資を考えたのなら、すぐに行動した方がいいという事です。融資というものは意外に時間がかかり、いざ必要という時に間に合わない事も考えられます。

すし店など日銭が入る仕事は、意外に資金繰りが回り、まあいいかと思いがちですが、消費税の納付時期に出費が重なったりすると、思いのほか現金が足りなくなって、あたふたしてしまう事もあるものです。

未来の自分の店の事を考え、お金を仕入れておくのが運転資金という融資と思います。また、融資には審査があり、残念ながら審査に落ちてしまう方もおられます。なぜ落ちてしまうのか、その辺の所を次回にお伝えしたいと思います。

「すし券」期限まで受け取りを

他県発行のすし券も同様に

当組合ではすし券の発行は終了していますが、現在流通しているすし券については、2026年12月31日まで、引き続き受け取りをお願いします。他県組合発行のすし券も同様にお願いします。くれぐれも受取拒否をせず、お客様が気持ちよくすし券をお使いになれるよう、お店での周知徹底をお願いします。

なお、すし券の取り扱いを止める場合は、速やかに組合事務局まで連絡下さい。

※受け取り期限が2027年12月31日まで延長する可能性があります。詳細については決定次第、お知らせいたします。

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専門家(中小企業診断士)派遣支援事業

全国生活衛生営業指導センターでは、(一社)日本中小企業診断士協会連合会と連携し、専門家による伴走型支援を希望する生活衛生関係営業者を対象に、中小企業診断士を派遣し、物価高騰等に伴う経営課題の解決・改善を図ることを目的にした「専門家(中小企業診断士)派遣支援事業」を継続実施することになりました。 

支援を希望する方は、申込書に必要事項を記入のうえ、全国指導センターまでFAXで申込をお願いします。

申込期間=令和7年4月1日~12月31日
FAX:03-5777-0342
 
専門家派遣支援事業のチラシ・詳細はこちらをご覧下さい
PDF:専門家支援申込書・チラシ

専門家派遣支援事業実施要領
Word:専門家派遣支援事業-実施要領

すし店のための「インボイス制度・電子帳簿保存法」対応マニュアル

全国すし連では、インボイス制度・電子帳簿保存法の対応マニュアルを作成しました。同制度についてイラストや表などを用い、わかりやすく解説しています。

ぜひ冊子をお読みいただき、制度についてご理解いただき、お店の営業にお役立て下さい。

ダウンロードはこちらから
PDF:https://sushi-all-japan.com/information/2025021601/sushi-invoice.pdf

すしや万歳

まぐろの輸入量の一位は日本だと思っていたが、一位台湾、二位中国、三位韓国、四位セーシェル諸島。自分の所が一番と思う癖は皆有って、実は調べて見ると、最下位と言う事も。

エビの輸入量は、一位ベトナムに続き、インド、インドネシア、東南アジア。養殖生産量は、一位中国、ベトナム、インドネシア、インド。どこの国も食生活を守る為に必死だ。

日本はタコの消費量世界一の国で、生産国はベトナム、中国、モロッコ、メキシコ。輸出国は中国、モロッコ、モーリタニア。タコの人口は世界的に減少中。大変な危険水域だ。

この地で80年以上すし屋を営んでいるのに、知らなかった、初めて来たという客もいる。

日々の生活に不必要なんだろうな!!ガラーッと戸を開けて、巻一本、バッテラ一本と買いに来る客が少ない。やはりスーパーで並べて有ると、味をどうこう言うのでなく、買いやすい。便利だ。

すしが特別な物では無く、おむすびやアンパンと同じ使い方で有る。良い事なんだろうが、厳しい修業をして行き着いた到点。

すしがすし屋でしか売ってなかった頃が有ったよなあー。あの頃は良かったよなあ~。