新鮮・採れたて情報 2024.02
いつも笑顔でがんばってます
南支部 海鮮丼の駅前 心斎橋店
笑顔で働ける仕事見つけた!
売上アップため何事にもトライ
大阪メトロ心斎橋駅2番出口から徒歩5分に店を構える「海鮮丼の駅前 心斎橋店」。店主の大谷勇(ゆう)さんは名古屋出身だ。
事業を興したいと考えていた大谷さんは、地元名古屋の大学を卒業後、経理と人材派遣会社で営業を経験。営業職では苦労の連続で、心身共に疲弊しきっていた。笑顔でできる仕事がしたいと、神戸に住む母方の叔母に相談したところ、飲食業なら笑顔で働けるからやってみたらと勧められ、神戸に移住。海鮮居酒屋等を展開する㈱駅前に入社した。
実際働いてみて、お金をいただいてありがとうと言ってもらえる。お互い笑顔になり、喜んでもらえることを体感した時、この仕事で起業しようと決意した。駅前本社では海鮮丼部門を作り、いくつかフランチャイズ店をプロデュース。これなら大阪でもできると満を持して退社、現在地にオープンしたのが2018年6月のことだった。
ところがオープンして半年後、さあこれからという時に大病を患ってしまった。大谷さんのお母さんも同じ病で亡くなっており、もうお店を畳んで余生を過ごそうかと思ったが、大谷さんの気力と治療の甲斐もあり見事回復。治療しなくてもよくなり、今は定期検診に通っているそうだ。
一昨年の4月には十三店もオープンし、現在は2店舗を経営している。以前は店舗展開を急いだ頃もあったが、大病を経験し、自分がいなくてもアルバイトでお店を回せるシステムを作っており、アルバイトは2店舗で20人雇っている。
また心斎橋店ではオープンした頃からデリバリーに力を入れており、ウーバーイーツで売上げ1位を獲得したことも。コロナ禍もデリバリーで乗り切り、デリバリーをきっかけに常連さんもついたとのこと。
メニューは、マグロ・イカ・ハマチ・タイ・ネギトロ・玉子が載った駅前丼(690円税込)から3,000円台のメニューも。食材の高騰で特にイクラ、エビの値段が上がったが、全商品が高値にならないよう、600円台で海鮮丼が食べられるようにした。他に、サーモンシリーズの丼は不動の人気で、若い人達は漬け丼、ユッケ丼を好むそうだ。
心斎橋店は場所柄ゆっくりする場所ではなく、客単価も取れないので、店舗を構えながらデリバリーの他にも、ネット上にバーチャルレストランを持ち、売上げアップを目指していると言う。アンテナを拡げ何にでもトライし、ダメなら違う方法を探し試す。母体のお店は大事にしつつも、売上が取れるシステムを常に探し動いている。
今後の展開を聞いてみたところ「生まれ育った名古屋に3店舗目を出店したい。欲張らず、気軽に親に会いにいけるところにお店を出せたら」と笑顔で話してくれた。
【海鮮丼の駅前 心斎橋店】
大阪市中央区南船場3-2-28日宝タイヨービル1F1号。
営業時間:午前11時30分〜午後10時。℡06-6282-7262。定休日:不定休。
ちょっとブレイク
・・・すしと食の巷間談義・・・
なにわのグルメライターオヤジのけいちゃんが、大阪の食事情や地域、お店のお話など紹介します。
NEWSすしおおさか すし屋万歳コーナーより
天満市場、闇市の様子だった。
最初の頃は、万引きやこそ泥が横行していた。この頃は商品が棚から転げ落ちてても、皆知らん顔だ。裕福に成ったからか、欲望を制御出来る様に成ったからか。こんな世界が出来上がるとは誰も思わなかったん違うか。諸外国では、未だ大変だと旅行者から聞く。
日本もやっとこさ、世界に自慢できる国に成ったんではないか。身近では、百姓の経済力がアップした。田舎の爺さん婆さんが、ハワイやヨーロッパに出かけている。日本社会の底辺が安定した。これはすごいと思う。国民の持つ勤勉性がそうさせた。
稼ぎに追いつく貧乏なし。成る程、やれば出来る。
和歌山箕島で早朝、大しけ網を引き上げる。いわし、あじ、さばがものすごい量で獲れる。それをおばさん達が浜に座って手で捌き、海水で洗って酢で締めて、すしを作るのだ。それを籠にぎっしり詰めて、担いで町まで売りに行くのだ。毎日の仕事だった。
今はそんな事、誰もしていない。もう村民もいなくなった。寂しい限りだ。
コロナからこっち、生魚を食べてないと、会った客が言う。魚でコロナはうつらんで!!何でこんな間違いが横行するか、いやなこっちゃな。
塩焼きもバター焼きも旨いけど、やはり魚はすしやで。すしが一番、すしが命。
組合が若返る。
理事長代行は55歳と言う。
さあ又、生まれ変わった気持ちで、我々のすし文化、進化して躍進せねば。
すし祭もやろう。技術コンテストもやろう。楽しい組合活動も進めよう。