新鮮・採れたて情報 2022.10

兄弟力を合わせてがんばってます

旭支部 松葉寿し うなぎ定食・丼が人気のお店

大阪市旭区の城北公園通りに店を構える松葉寿し。近くに大阪工業大学があり学生さんが多く、また旭区はラグビーが盛んな地域でもある。今回訪ねたお店は兄弟で頑張るお店で、兄の住本光伸さんにお話しを伺った。
お店は先代である父の福三さんが昭和36年に創業。昭和40年に現在地に移転して、57年になる。弟の享保さんは、中学、高校、大学とラグビーに打ち込んできたが、ケガのためにラグビーを断念。両親からも店を継いで欲しいという願いもあり、家業に専念することを決意し、大学を中退し店に入った。その頃光伸さんは、家を出て商売をしていたが、両親の高齢化で、お店が大変になったのを期に、20年前にお店に戻ってきた。以来、光伸さんと享保さん、昼はパートさんに手伝ってもらい日々頑張っている。 先代の時代は、地域に密着した冠婚葬祭の仕出しがメインだったが、今は仕出しもやりつつ、店内飲食と出前に力を入れている。学生街ということもあり、お昼は教員・教職員、昔ながらのなじみ客、赤ちゃんからお年寄りまでファミリー客と年齢層は幅広い。夜はラグビー関係者が多いとのこと。

人気メニューは、お昼は海鮮丼1,250円、お造り定食、トンカツ定食など各種定食750円(平日のみ)。また、このお店はうなぎが人気で、だし巻き玉子、漬物、ご飯、酢の物、赤出しがついたうなぎ定食2,150円と、うなぎ丼(並)1,600円、(上)2,100円で提供し、お客様から好評を得ている。他、天ぷら定食1,700円も。
夜はカウンターに小鉢・大鉢の料理を並べ、焼き物、煮物等を提供。季節ごとの新鮮な食材を使ったにぎりは、一皿二貫250円から。父譲りの甘めのシャリだ。煮物も先代からの味を引き継ぎ、甘辛い鯛のあら炊きと、鯛の頭と豆腐を昆布だしで炊き、ポン酢で食べる鯛の骨蒸しも人気(値段はともに900円)。お客様の要望に合わせた鍋は1人・2,500円から、寄せ鍋、てっちり、カニすきなど提供。お節料理の注文も11月前半から予約を受付けており、1段12,960円、2段27,000円、3段32,400円。
今後について話を聞くと、まずは写真付きのメニューを作り店頭に掲示したいと。学生さんから見ると、古くからあるすし屋は敷居が高いイメージがあるかもしれないし、表から見て何屋さんかなと思われているかもしれないと住本さん。今後はすしだけに固執せず、お客様に飽きられないお店作り、海鮮居酒屋風にして入りやすいお店作りを考えているそうだ。今まで常連さんに頼っていた部分があったので、今の時代にあったお店作りをするためにも、メニュー写真を作りお店を宣伝したいと話してくれた。
客席は、テーブル4人×3テーブル、2人×1テーブル、カウンター8人、座敷10人。

【松葉寿し】大阪市旭区中宮5-3-23。営業時間:午前11時〜午後2時、午後5時〜午前0時。TEL:06-6952-2121。水曜日定休。

ちょっとブレイク

すしなにわのグルメライターオヤジのけいちゃんが、
大阪の食事情や地域、お店のお話など紹介します。
NEWSすしおおさか すし屋万歳コーナーよりと食の巷間談義・・・

  • 天満市場の中で、二軒の魚屋を営業している友人が、何を思ったのかすし屋をオープンする、9月28日。市場のすぐ横で、広さ9坪。総木目の誂えで、カウンターは特に圧巻で有る。カウンター9席だけ。改装費2,500万円。
    「お前、ようこんなに金かけたなあ!!」と口から出てしまった。魚屋の売れ残った物を処理できるから良いなあと思ったが、全然違った。
    客単価25,000円、このコース一つだけ。だから飲み物、税金を入れると3〜4万に成るに違いない。土産等を入れると、この辺りに無い寿司屋だ。超一流のネタしか使わない。超一流の職人を雇うと言う。
    昔からこの辺りに住んでいる住民、天満駅周辺は一大繁華街、飲み屋街に急成長。家賃がどんどん上がって、自然と一夜にして大金持ちの成金に。金の使い道に困ってるから「彼等を狙う」と公言する。絵に描いたぼた餅な商売だが、現実こんな寿司屋が増えている。
    さあ、どうなるか。又、報告します。
  • 岡本太郎展、中之島美術館へ行って来た。
    「死なないようにリスクを避けて生きるのではなく、瞬間瞬間に命を捨てる生き方、自分に忠実に生きるのではなく、自分自身と闘う生き方、自分を他人と思い、他人を自分と思う生き方、そして『幸福』ではなく、『歓喜』を追求する生き方…。」
    全編見終わって、全身うっすら汗をかいていた。両親が漫画家、詩人、小説家、画家だからか、絵はすごく丁寧、綺麗である。特に色使いは最高だ。見る人に歓喜と驚きを訴える。戦争や原爆によって、人間がバラバラに成って、死んで行くひどい醜さを、大きく堂々と描く。迫力満点、すごい。
    岡本太郎は両親の愛情を知らずに育った不幸な人生みたいに言うが、その環境こそが、こんな大芸術家を作り上げたに違いない。
  • すし屋が使う商材は、何から何まで値上げだ。こうまで上がると、どう商売して良いか解らなくなってくる。まぐろ赤身でK2,850円、トロK4,800円、サーモン、カンパチ、甘えびすべて。でも客には言えない。
    『値上げせず営業中』
    全く一ヶ月やってみて、なんとか赤字にならねば良いが、夕方に成るとタタキ売りする魚屋が、仕入れが高く成ったから出来ないと、残り物を冷蔵庫にしまっていた。
    国連が2030年までに達成を目指す、世界の誰一人取り残さない、持続可能な開発目標、SDGsの17ヶ条。
    ①貧困をなくそう ②飢餓をゼロに ③すべての人に健康と福祉を ④質の高い教育をみんなに ⑤ジェンダー平等を実現しよう ⑥安全な水とトイレを世界中に ⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに ⑧働きがいも経済成長も ⑨産業と技術革新の基盤をつくろう ⑩人や国の不平等をなくそう ⑪住み続けられるまちづくりを ⑫つくる責任、つかう責任 ⑬気候変動に具体的な対策を ⑭海の豊かさを守ろう ⑮陸の豊かさも守ろう ⑯平和と公正をすべての人に ⑰パートナーシップで目標を達成しよう ロシアのプーチンに見せたいよ。