新鮮・採れたて情報 2015.8
敬老の日(9月21日)には長寿巻を
各店、少し豪華な具材で工夫
今年の「敬老の日」は9月21日(祝・月)。
節分「丸かぶり」に次ぐ季節商品です。長寿巻は巻ずしの海苔に替えて昆布シート(「磯の雪」など)で巻き、高齢者にやさしく子どもたちにも喜ばれています。
ちょっとブレイク
すしなにわのグルメライターオヤジのけいちゃんが、
大阪の食事情や地域、お店のお話など紹介します。
NEWSすしおおさか すし屋万歳コーナーよりと食の巷間談義・・・
- 京都、魯山人展に行って来た。この人がなぜ篆刻、書、陶芸、料理など一流と言われる作品が残せたのか。不思議に思っていた。
その謎が解けた。彼の若い頃にその道では一流と言われた師匠のところに養子にいったり、住み込みで修業したり、フランスまでにも学びに行っている。徹底しているのだ。そうでなかったら、この美術的センスは頂点に届かなかったはずだ。中でも作品の一番多い陶芸だけは先駆的ものを感じる。この展示会の最後の部屋に数寄屋橋・次郎さんのすしカウンターが再現されていた。次郎さんの手だけがリアルに写り、お客の前にすしを置いていく。何と流れの良い無駄のない握り方、一瞬の仕事だ。さすがと頷かされた。いい仕事は万人が評価する。 - 夏のこの時期、母方の田舎の食事は茶粥と浅漬とコンコ。10人位の家族で50cm位の手桶に山盛りのナス、キュウリ、ウリ等だ。大きな糠床から出したてのナスは、紫色が朝日に当たってキラーッと実に美しい。1個丸ままだ。取り残した大きめのキュウリも切らず1本のままで、中から種の味わいが甘く、取りあいになる。コンコは1年中食べるのだが塩分がきつい(今ではスライスして塩出しして炒めて食べている)。おかずはこれだけ。でもみんな、飛び切り旨い、思い出の味だ。ナスはアクが強く体中に汗もを発生させるのだが、秋口のササゲ豆が採れるまでは、この食事だ。
百姓の仕事は町で働く人たちのために食べものを届ける。そのために毎日忙しい。1年間の日程はビッシリ詰まっている。アメリカの百姓とは基本の考え方が少し違うように思える。何代目かになる息子たちが頑張る姿に、いつもエールを送りたい。 - こんなに暑いの、もうだめだ。マグロ用のマイナス40℃のボックス冷凍庫が35〜30℃までになってしまった。この冷凍庫に一日中、扇風機の風を当てている。すると何とかマイナス35℃をフラフラになって守っている。中のマグロたちは変色し始めているので心配だ。
地球全体が雨、風、台風、熱波だらけで、イランでは50℃までなって死者が多数出ているらしい。地球の変化は今まで何度もあっただろうが、その時期、生物は絶滅し、そしてまた生き残ったものたちがじわじわと増え、生き長らえる。その繰り返し。この星の上に人間が一匹も居なくなってしまうのも仕方ないのかもしれないが、その時、我々はなぜもっと早く温暖化ストップに努力することができなかったのか、反省することになるのだろうな。