新鮮・採れたて情報 2015.7
ちょっとブレイク
すしなにわのグルメライターオヤジのけいちゃんが、
大阪の食事情や地域、お店のお話など紹介します。
NEWSすしおおさか すし屋万歳コーナーよりと食の巷間談義・・・
- 自転車で来た二人のご婦人客が「今パトカーに捕まった」。小さい信号のついた交差点での赤信号無視、まぁ90%みんな信号無視している所だが、後ろにパトカーがいたのに気が付かなかった。大きなサイレンを鳴らされて大目玉。「すみません、すみませんで通した」と。
おとがめはなかったということだが、ポリさんも自転車まで捕まえるか。まぁこちらの方が悪かったと収めるか、罰金取られたらデモでも起こすんではないかと思うほどの高ぶりだ。この二人の言葉は同席した客すべてに、かなりの衝撃だったのは間違いない。 - すし屋をするのにまず必要な物、それはへっついさん作りだった気がする。カマドのことだ。それを作る材料屋もあったりして、煙突をつけて完成だった。燃料は魚を仕入れたトロ箱だ。まず新聞紙に火をつけて木を入れるのだが、木が湿っているからなかなか火がつかない。途中で消えることがある。
その頃は、いつすしが売れるか分からないから、余分にシャリを作っていない。注文を受けてから炊くのだ。そのイライラ感が異様な思い出で残っている。トロ箱の釘で足をついて、足はいつも赤チンだらけ、釘を集めて売りにも行った。良いか悪いかは別問題として、子どもの頃(小学生時代)の親を手伝った思い出、怒られた思い出、たくさんあって、この頃は有り難いと思う。塾ばかり行く孫に、もっと世の中を生き抜く力や耐え忍ぶことのいろいろを教えてやりたい。 - 毎年のことでゴーヤを3本植える。だが全員、必ずと言うほど丸虫、ナメクジに新芽を喰われる。小さい時の新芽だから、枯れてしまうことの多々ある。しかし、脇から力強い芽を出してこられたら生き残れる。キンカンの小さな実には、山ほどの油虫をアリが運んでくる。実は大きくならずに落ちてしまう。今年もそのキンカンに育った青虫を楽しみに観察していたのだが、全員、朝早く集団で来たモズにやられた。50 匹以上、蝉になれずに悔しかっただろう。
こんな小さな世界でも生き残るのは大変だ。チャンスとみたらみんな襲う。いつもはどこにいて、どこで見ているんだか壮絶な戦いだ。でも生きる命の重みはみんな一緒だから、消毒などは一切しない。
好き嫌いは抜きにして、親のせいでもない、本人のせいでもない、何とか生き残って種を残せ。全知全能で戦って、力を蓄えろ。