新鮮・採れたて情報 2013.10
ちょっとブレイク
すしなにわのグルメライターオヤジのけいちゃんが、
大阪の食事情や地域、お店のお話など紹介します。
NEWSすしおおさか すし屋万歳コーナーよりと食の巷間談義・・・
- 京橋の吉本興業(京橋花月)が止めた跡に大衆演芸場が大盛況だと言うので行って来た。500人位入るところに9割まで入り、ほぼ満席。
ちらほら男性客がいるが、ほとんどは女性65~70歳代。毎月入れ替わる役者たちは総勢(一家の家族ばかりで)4~5名。息子、娘、母、いとこ、はとこ。
その一生懸命さを観客は喜ぶ。大挙して襟首や袖などにチップ1万円札を洗濯バサミでくっつけに行く。50万位あっという間。役者はそれを引きずって演じ続ける。
座長(42歳)の口上。今日の幸せに満足せず、次々に戦いを求めて成長していきたい。よろしくお引き立てを! - 滋賀県長浜市の黒壁はガラス工芸で有名だと思っていたが、この店、親子丼がこんなにヒット商品になっているとは思わなかった。メニューは親子丼だけ、店の前から向かい側の通りまで二重に順番待ち。
テレビで放映されてから常に100人以上並ぶ。これを食べにわざわざバスが来る。鶏が違う、玉子が違う、コメが違うと言うが、私には全然違いが分からなかった。
この親子丼650円、手間でも一人前ずつ作る。待つ客はグチを言わない。みんな並ぶから待つ、待つから並ぶ。変な日本人のクセ。 - 女房が「絶対手伝えないから」という日が週に3日ある。地元のコーラスの会の練習日だ。その発表会、大阪市コミュ二ティ合唱祭に来いと言われて行ったが、これはすごかった。男女合わせて全員が60歳後半、70、80、90代の人たち。入場する時は杖を使い、曲がった体を支え、助け合い。でも精一杯お洒落して、堂々の演目だ。
毎日の事に家に引っ込んでしまったら、それはそれで終わるが、爺さんも婆さんも昔取った杵柄がある。それに磨きをかけて、披露できるのだから一生懸命だ。伴奏に色々な楽器も手がける。
ご近所、みんな仲良く、元気で助け合う、平和な日本の礎を築こうと、彼らは真摯に向き合っている。