【Webすしおおさか】令和6年11月20日号

1月16日、網元本館で新年会 同場所で理事会も開催

組合では令和7年1月16日に新年会を開催します。お店の情報交換など皆で交流を深め、ともに新年を祝いましょう。お忙しい時期ではありますが、皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい。
 なお、同場所で午後5時より1月理事会を開催いたします。理事会に出席される理事の皆様は、直接会場までお越し下さい。

 ▼日時 令和7年1月16日(木)午後5時30分より ※理事会は午後5時より開催
 ▼場所 網元本館 大阪市中央区西心斎橋2-13-15 ℡06-6513-1010
 ▼会費 お一人 10,000円
 ▼申込 電話、FAX,Eメール、LINEでお知らせ下さい。
     ℡06-6538-3121 FAX06-6538-3122 メールosaka-sushi@triton.ocn.ne.jp
 ▼締切 令和7年1月6日(月)

 ※一昨年とは違って、場所は変更しています。お間違いのないよう、網元本館にお越し下さい。

盛大に第67回全国すし連「岩手大会」

次世代へ「心・技を継ぐ」 来年は、福井県で開催

全国すし連の第67回「岩手大会」(大会会長=浅野哲哉全国すし連会長、実行委員長=吉津賢次郎岩手県組合理事長)が10月23日、岩手県盛岡市の盛岡グランドホテルで盛大に開かれた。
「心・技を継ぐ」を大会テーマに掲げ、全国から約400名が参加し、大会スローガンと大会宣言を採択した。大阪組合からは6名が参加した。

大会式典開会に先立ち、書道家の沢村澄子さんによる揮毫で「心」の文字が披露された。大会旗・開催組合旗入場後、開会宣言、国歌斉唱、組合物故者に対して黙祷がささげられた。
吉津大会実行委員長より「本来なら2021年10月に開催予定でしたが、新型コロナの影響で開催が見送られ、本日の開催となりました。今回のテーマは『心・技を継ぐ』です。我々サービス業、それは心・技であり、どちらをなくしてもお客様の喜びや満足を獲得することはできません。安い仕事にマーケットを奪われ心・技の継承が危ぶまれているように感じる昨今ですが、200有余年の歴史を持つ我々業界です。俯瞰の心を持って時代に残すべき心と技を継いでいきましょう」と歓迎の言葉。続いて来賓の階猛衆議院議員より祝辞を頂戴した。

浅野大会会長の挨拶では「岩手県での開催は昭和57年開催以来、42年振りです。42年前といいますと、東北新幹線が大宮から盛岡まで暫定開業し、500円硬貨が発行されテレホンカードが出始めた時期であります。当時は組合員がピークの状況にあり、非常に勢いのある時代でした。息子がお店を継ぐのは当たり前で、後継者難の現在とは隔世の感があり、バブル経済の前で非常に活気がありました。
その後平成不況があり、令和の時代を迎え、組合だけでなく世の中も大きく変わりました。公共的な施設でも、働き手の不足や経費削減など、サービス低下に繋がる合理化を一方的にすすめるなど、以前では考えられないことが起こっています。

少子高齢化社会を迎え、我々の業界でも外国人の雇用を考える時期に来ているとともに、若い人が魅力を感じる業界にしていかなければなりません。コロナ後はお客様が長時間の飲食を避け、平日の夜の時間帯にお客様が戻らない状況が続き、宴会も少人数が主体となりました。円安が続き、食材の仕入価格も上がっております。
このような厳しい状況ではありますが、外国人観光客が増加しています。連合会から配布した接客マニュアルを見返し、お客様をお迎えする準備をしていただきたいと思っております」と述べた。
続いて業界発展に功績があった方々に対し、表彰状並びに感謝状贈呈と各界来賓から祝辞を受けた。この後水産庁より「さかなの日PR」、各県理事長・参加者紹介では、各県が思い思いのアピールを行った。

議長団選出では議長に浅野会長が就任し、松延憲次副会長が大会スローガンを、当組合理事長の成尾友紹副会長が大会宣言を読み上げ、拍手で採択。次年度大会開催地を福井県に決定。松谷享福井県組合理事長が次期大会への多数の参加を呼びかけた。
式典後の基調講演は、講師に岩手県生活衛生営業指導センターの尾形盛幸元専務理事を迎えて「東日本大震災復興支援とコロナ復興~60万食の弁当支援と生衛業の可能性~」をテーマに話を聞いた。

盛岡さんさ踊り楽しむ

懇親会は同ホテルの鳳凰の間で開催。吉津大会委員長の開会の辞、浅野大会会長挨拶、来賓祝辞、壇上で鏡開きが行われたあと乾杯した。
アトラクションはお琴の演奏とさんさこのみのメンバー約20名による盛岡さんさ踊りが披露され、参加者も踊りに加わり大いに盛り上がった。
松谷福井県組合理事長による次期大会PR、手締め、万歳三唱、閉宴の辞で無事閉宴となった。

経営近代化展・物産展も開催

午前10時15分、テープカットで開催した岩手大会は、同時刻から経営近代化展・物産展も催され、大塚薬品工業㈱、カネク㈱、金印物産㈱、㈱Mizkanが出展していた。

ある職人の話

大阪府鮓商生活衛生同業組合
理事長 成尾友紹

先日、すし技術ガイダンスに参加してきました。笹ぎりから始まり、にぎり、細工すし、関西すしと、それぞれトップクラスのすし職人が作るものは見応えがあり、どれも素晴らしいものでした。
それぞれの職人さん達も、最初から出来たわけではなく、数々の失敗や試行錯誤を重ねて、今の技術に到達したのです。本当に敬服するばかりです。技術というのは、一朝一夕で出来るものではありません。
今からお話しする職人は、すし職人ではないのですが、ある職人のお話しをしたいと思います。190年ほど前、フランスにいたある一人の少年の話です。

その少年の家庭はとても貧しく、父親はいない上に、お母さんも少年が10歳の時に亡くなってしまいました。
途方に暮れた少年は、このままここにいては生きていけないと思い、家を捨てホームレスとなります。お腹が減った時は、砂利を食べて飢えを凌いだ事もあったそうです。その生活は数年続いたようです。
田舎にいては食っていけないと思い、パリに行けば夢があると、都会のパリへ行く事にします。しかしお金もないので、汽車などでは行けません。400キロ離れたパリへ、少年は何日もかけ歩いて行きました。
パリに着くと、当時パリは大変な旅行ブームでした。みんなが大きな箱を持ち歩いて旅行していました。その少年は思いました。これなら僕にも作れると。

鞄職人に弟子入りし、一所懸命技術を磨き上げました。とうとうその少年の作った鞄は飛ぶように売れ、ヨーロッパ中で評判になり、みんながこぞってその少年の作った鞄を手に入れたいというまでになりました。

さて、皆さん。この少年が誰だかわかったでしょうか。その少年の名は、ルイ・ヴィトン。ルイ・ヴィトンの魂は今現在にも引き継がれ、世界最高峰のブランドとなりました。そのルイ・ヴィトンが残した言葉があります。
 「神様は、お前に成功してほしいとは思っていない。ただ挑戦することを願っているだけ」。

12月31日現在、働く調理師は「調理師業務従事者届」を

関西広域連合では、今年12月31日現在の調理師業務従事者届の提出を呼びかけている。すし店など飲食店で働く調理師は、調理師法の規定により2年ごとに届出を義務付けている。手数料はかからない。

【届出期限】令和7年1月1日(水)から15日(水)まで
届出方法等詳細はこちら
https://www.kouiki-kansai.jp/koikirengo/jisijimu/shikakumenkyo/chyouri_top/tyourisimenkyosinsei/7887.html

【問い合わせ】「関西広域連合資格試験・免許課 調理師業務 従事者届担当」 ℡06-4803-5669(平日9:30~17:00)

すしや万歳

天六の北側に鶯塚。ここでさぞかし、鶯達がさえずっていたのだろう。
塚の後ろと前には大きな木が有り、塚を守っている。周りは赤い小さな祠で囲まれていて、地域の人達に大切にされている感有り。お参りしている人はあまり見ないが、ここは昔、森林で有ったに違いない。
今は団地の真ん中に有るが、鶯は日本三鳴鳥の一人で、ウグイス、オオルリ、コマドリ。三人の声は、今はどこに行けば聞けるのだろう。まず、森林を探さねば。

天王寺駅上5階。飲食街で店が10軒位並んでいる。いつも良く繁盛している。
11月5日、友人といつもの店に行くと、客が0。周りの店もほとんど客がいない。足が震えて鳥肌が立った。どないなってんねん。私店ほど場末なら諦めはつくけど、ここは駅上ど真ん中。なんと言う事態や。これは一大事。大阪沈没、救う手筈は!!

家族が揃ったので、ベランダで焼肉をした。
道路向かいににあるライフのお客さんが、煙とたまに赤い火が見える「火事や」と電話。消防車急行、大騒ぎ。本当に起こった出来事。
消防も怒るに怒れず「皆さん、火事ではないですよ」と怒鳴って帰って行った。平和すぎる日本の一ページ。

大きな鮑だ。30年か40年、50年生きてたのかも知れない。人間に見つかってしまった。深海でノンビリ、ユッタリ生活してたのに。どこから見てもまるっきり岩としか見えないのに。20㎝はあるだろう大物だ。
この頃は養殖の5~6㎝位の鮑しか買ったことがないから、神々しく思える、正しく神だ。こんなん食べたらんで良いのになあ!!
生きてる者は必ず死ぬんだけど、その瞬間には遭遇したくない。勝手やなあ~。

楽しみな年末だ。出前が多くなってくる。宴会も増え、てっちりもクエも売れてくるに違いない。違いない。