平成14年3月20日号
第511号
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平成14年12月20号
すし券割り当て平成14年度は40枚
 すし券会計改善へ
組合(半田和正理事長)は3月14日午後、正副理事長会、執行部会に続いて定例理事会を大阪鮓会館で開催、平成14年度のすし券割り当て枚数を、平成13年度の20枚から平成12年度までの40枚に戻すことを採決の結果、決定した。平成13年度は枚数を減らしたことで換金が発券枚数を上回る117%にもなり、すし券事業の会計を圧迫していることに対する措置。その他、経理、技術、衛生、保険、労務委、女性部から色々な提案、要請、報告が行われた。

開会に際し半田理事長は「弥生3月、すっかり春めいてきたが、景気の方は一向に暖かくならない。一説では今年暮れには景気は底をつき、来年以降は上向くという。大いに期待したい」と挨拶を行った。
1ランク上の資格を「調理技術審査・技能検定」
 夏に学科と実技試験を実施
調理師に与えられる公的な最高資格を取得しませんか。(社)調理技術技能センターが行う「平成14年度調理技術審査・技能検定」のすし料理は、実技試験が7月22日〜8月23日の間、学科試験が7月26日に、西日本では大阪だけで実施される。

この制度は、ステップアップを目指す調理師に国家資格として20年前に設けられたのが「専門調理師」「調理技能士」。実技・学科試験では、調理に関する高度な技術・技能に加え、衛生管理などの専門知識が必要となる。合格者には厚生労働大臣から証書が交付され、調理師学校の教員資格も与えられる。

お問い合わせは調理技術技能センターhttp://www.chouri-ggc.or.jp/まで。
回転寿司の「もどきネタ一覧」
 文藝春秋3月号掲載記事
全すし連(森茂雄会長)は緊急連絡と題して「文藝春秋3月号(720円)に、何を食べろというのか回転寿司『もどきネタ一覧』という記事が掲載されており、ぜひ購読いただきたい」と通知が届いた。それはコラムニスト・オバタカズユキ氏が、回転寿司のネタについて書いた5ページにわたる記事。全すし連からの連絡の内容を紹介するとー

「回転寿司には魚という魑魅魍魎(ちみもうりょう:平安時代の言葉で、目に見えない化け物の表現)が回っている」となっている。回転寿司を食べるたびに「アア、飽きてきたね・・・」となる「アレ」の独特な味は何だろうということについての詳しい分析がされていて、その秘密は「ペーハー調整剤」にあるという。またアナゴ=うみへび説や、エビ・マグロ・ネギトロ・サーモン・マダイ・ヒラメ・ウニ・イクラそれぞれが似て非なるもの、あるいは前記のペーハー調整剤その他の添加物を使って、品質や変化を防止し、旨味を引き出している等、薬づけの実態が詳細に書かれており「これでよいのか。すし屋はやはり原点に戻って、昔通りの営業をすれば決して回転寿司に負けることなく、ちっとも怖くない」等、大変私ども業界にとって参考となり、面白い話が掲載されている。
勝ち組になる店づくりを中山先生が講演
 「うちのお店も健康づくり応援団」研修会にて
大阪ヘルシー外食推進協議会は3月19日午後、大阪市森の宮のアピオ大阪で「うちのお店も健康づくり応援団」研修会が開かれ、外食や給食関係者ら約100人が参加した。国ならびに大阪府、大阪市など自治体と外食関係の業界団体が、府民の健康づくりを進めるため、栄養成分表示やヘルシーメニューの提供を呼びかける活動の一環。

講師はフードサービス研究所代表中山利和氏、テーマは「勝ち組になるための商品開発〜お客様を喜ばすヘルシーメニューの考え方・見つけ方」。講演のあと、中山氏をコーディネーターに、12・
13年度ヘルシーメニューコンテストで入賞した広瀬武司氏(堺市・美食屋ちゃんと)、森秀樹氏(大阪市中央区・住友ビル地下食堂)をパネラーに「栄養成分表示の導入事例発表」が行われた。
がんばってます!「新双葉すし」
 (港支部・支部長)長沼 和彦さん

歴代知事、市長、食協、全すし連からの表彰状がお店にずらり。長沼さんの永年にわたる努力の足跡だ。

長沼さんは昭和8年の早生まれ、郷里福岡県の田舎で尋常高等小学校の最後の卒業生。中学を2年で修了し14歳で大阪のすし屋へ働きに出た。月1度の休みさえない辛い追い回しに堪えた。「しんどかったが、小さい店だったから短期間で全ての仕事が覚えられた」という。

独立して港区市岡ですし屋を始めたのは昭和31年、22歳の時だった。若さにまかせて人の3倍くらい働いた。昭和50年頃までが一番良かった時代で、最盛期には従業員が11人もいて、毎日トロ箱10杯の魚、米1俵半から2俵炊いた。近くには景気の良い船舶や砂利関係の会社や瓦問屋がたくさんあり、昼夜を徹して繁盛した。

しかし船舶不況や社会情勢の変化で、町全体がさびしくなっていく。港区の人口もピーク時には18万人で市内3位だったが、次第に減って今では6万人の16位になり、都会の中の過疎化が顕著。組合員も一時は48店だったが、早々に見切りをつけて区外に出る店が相次ぎ、次第に減少した。それでも組合員の協力で何とか31店に持ちこたえている。

すでに古希。2年後の創業50年で区切りをつけようかとも思うが、体が元気な間は続けたいとも思う。組合の総代、理事を務めて20年、藤原氏のあとを受けて支部長になって11年。区の食品衛生指導員30年。公衆衛生や防犯協の役員も。店には歴代知事、市長、食協、全すし連からの表彰状がずらり。氏の永年にわたる地道な努力の足跡でもある。
狂牛病対策など
 食協が中堅職員研修会
大阪食品衛生協会は2月15日、大阪市中央区の薬業年金会館で「第11回中堅職員食品衛生研修会」を開催。BSE(狂牛病)における現在の状況と、食中毒の現状を報告、その防止策を話した。
保険料を据え置き
 組合会で新年度計画など
大阪府食品国民健康保険組合(田中清三理事長)の平成14年度保険料は、現行通り据え置きとなった。2月19日、大阪市中央区の大阪証券会館で開かれた「第101回通常組合会」で保険料審議委員会の答申を受けて決定した。